恐竜キッズのみんなへ

11月25日にハヤカワ・ジュニア・サイエンスから恐竜学入門書『きみがまだ知らない恐竜』シリーズが3冊発売されました。

ハヤカワ・ジュニア・サイエンスの第1弾です。

恐竜は好きなのだけど、本を読むのが苦手な恐竜キッズにお薦めの3冊です。

小学3年生から中学生向けで、総ルビです。恐竜に関する言葉はそのまま残し、それ以外の部分は小3のお子さんでも読めるように、かみ砕いた説明にしてあります。

読み聞かせから読書への移行期に楽しんでいただけるシリーズです。まだひとりで読むのは疲れちゃうときは、代わりばんこに読んだり、読み聞かせてあげたり、少しずつ毎日読んだりするといいでしょう。

小学校に通う6年間は、お子さんと一緒に本を読める貴重な時期です。ばたばたと過ごしがちですが、寝る前の読み聞かせのお供に、朝読書に、ゆくゆくはひとりで読めるように、長くそばに置いてもらえる自信の3冊です。

そして恐竜はまだ好きだけど、子どもっぽいのはいや、という中学生のきみ。監修の真鍋先生が監訳している『恐竜学入門』で調べながら訳したので、中学生の恐竜マニアのきみたちにも楽しんでもらえると思います。小学生のときの理科は好きだったのに、中学に入って生物が難しい! と理科が嫌いにならないように、この本で本格的な恐竜の知識を身につけてください。どの本も恐竜類の分類の話から始まり、生息地・生態と詳しく載っています。英語の本もあるので、比べて読むと英語の勉強にもなりますよ(ただし、監修の関係で、一部原書とは内容が異なる場合があります)。

監修は、国立科学博物館真鍋 真先生にご担当いただき、原稿整理の段階から細かくみていただきました。

著者は、ベン・ギャロッド博士。BBCの「骨が語る動物の秘密」に出演されています。イギリスの子ども達も恐竜が大好きなようです。

装画は、サイエンス・イラストレーターの菊谷詩子さん。

そして、ハヤカワ・ジュニア・ブックスの編集者のお二人。ここの漢字は開く、閉じる、ここの言い回しはもうちょっと分かりやすく、と辛抱強く三校までお付き合いいただき、この場を借りて感謝申し上げます。

恐竜が大好きな人たちが集まって作った本なので、恐竜好きのお子さんにもきっと気に入ってもらえると思います。

本の内容やイラストなどは、Hayakawa Books & Magazines(β)のページでご覧ください。

最後になりましたが、本には読者カードが入っているのではないかと思います。ぜひぜひ、感想やご要望(ディプロドクスやスピノサウルス、ヴェロキラプトルの本が読みたい、とか)をお寄せください。関係者が飛び上がって喜びます(個人的には、スピノサウルスの背中の帆の秘密が知りたいです)。恐竜の輪がどんどん広がりますように、楽しみでなりません。

この本を読んでみんなも恐竜博士になってくださいね!

令和2年11月20日 訳者 矢能千秋

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