【備忘:ZOOMと詠太で勉強会】その2

第2回自主勉強会が終わったので、メモがわりにどうやったのかをまとめておく。

第1回の会のやり方は、以下リンクに前回まとめた。前回は参加者が7名で、3時間かかった。
【備忘:ZOOMと詠太で勉強会】

今回は参加者が6名で、前回とはやり方を変えたところ、結局3時間かかった。やり方としては特に目立った問題はなかったように思うので、ここに記録しておく。短く収めるためには恐らく、サクサクと進める必要があるのだろうけど、そこまでする必要もないと思うので、最長3時間で現状はよいのではないかと思う。自主勉強会のよいところは、全員の課題をすべて読み、検討するところだと考えている。6名、7名を超えると課題を短くするしかなくなると思うので、しばらくはこの形で次回もやってみることにする。

【事前に準備したもの】
・課題文

訳出対象箇所とその前の部分を合わせて、約1300ワード。訳出対象は、後半部分の730ワード。課題図書の1章分を読んでから、後半を訳す。

・課題図書の「原文」1章分
Kindleが出ていたので、英文のテキストをKindle版からコピーし、一太郎で保存し、当日は読み上げソフト「詠太」のJulieに読んでもらった。読み上げソフトを使っているのは、この量を音読するとくたびれてしまうのと、時間節約のため。

・「既訳」の前半、後半分のテキスト
参加者は各自、訳書を用意し、黙読できるようにした。「詠太」Misakiに読ませるテキストは、Googleドキュメントの音声入力(日本語)で打ち込み、Misakiに読ませながら修正した。一括置換できるミスは、ワードに貼りつけ、ワードの一括置換機能を使って、直した(例:てん→「、」、丸→「。」など)。

・6名分の「訳文」
集まってきた文章を当日使う順番で、一太郎に貼りつけ、Misakiに読ませながら、文字通りに読み上げられるように、ふりがなを修正した。当日は、Zoomで画面共有して、Misakiに読ませた。

【当日の進行】
Zoomにみんな入ってきたら、次のように進めた。当日の進行予定は、事前にFacebookグループに書いておいた。

・課題範囲の背景について
今回は28章の後半を訳したため、既訳をもっている人は課題の前まで読むことができた。課題図書は以前に朝日カルチャー・センターの文芸翻訳教室で訳したもの。参加者はみんな、同教室の横浜、新宿クラスの人なので、初めて訳すものではなかったが、訳出時に気をつけた点などを訳文検討前に確認した。

・28章前半の「原文」読み上げ
画面を共有して、一太郎の読み上げソフト「詠太」Julieに読んでもらった。

・28章前半の「既訳」読み上げ
「詠太」Misakiを使用。

・28章後半の「原文」読み上げ
「詠太」Julieを使用。

・28章後半の「訳文」読み上げ 6人分
画面を共有して、「詠太」Misakiを使用。1人分を読み上げたあとに画面を切り替えて、訳文検討。最初に訳者が、提出後、みんなの訳文を読んだ後に自分の訳文を読んで、「直したい!」と思ったところ、ここはこうしてみた、などをコメント。その後に、他の参加者が気づいた点を指摘。事前に訳者が先にコメントをすることで、自分で気づく力、推敲力を強化する狙いと、他の人に指摘されるのよりも自分で白状する方が傷が浅くて済むのではないかと考える。訳文検討は苦手という人もたまにいるが、現在のメンバーは対面授業で毎月訳文を見ている人が多いため、ざっくばらんな検討ができているように思う。(今回の勉強会を始めたのは、対面授業が休校になり勉強をする習慣が途切れてしまったため、過去の課題をやって授業開始を待つ、というのが発端だった。7月から授業が再開されるが、一応9月までの予定は立ててある。それ以降、どうするかは未定。)

・28章後半の「既訳」読み上げ
「詠太」Julieを使用。

【今回の課題図書】
Only ChildRhiannon Navin
『おやすみの歌が消えて』著者リアノン・ネイヴィン(著者)、越前敏弥(翻訳者)

7月は、今回の続き、29章の前半を訳すことになっている。

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