いつまでたっても道半ば 英日翻訳者 伊藤伸子さん 

2013年5月から2019年10月まで「日本翻訳ジャーナル」で連載していた「人間翻訳者の仕事部屋」「翻訳と私」をnoteで続けてみることにしました。約6年半にわたり、31名の方に寄稿していただきました。ありがとうございます。バックナンバーは、「日本翻訳ジャーナル」でお読みいただけます。翻訳と私 Facebookページも更新していくので、よかったらフォローしてみてください。今後の記事は、Webzine「翻訳と私」にまとめていきます。よかったらこちらもフォローしてください。

note版「翻訳と私」の第9回は、英日翻訳者 伊藤伸子さんに、「いつまでたっても道半ば」と題して書いてもらいました。

伊藤伸子
 愛知県出身。秋田県在住。英日翻訳者。訳書『手のひら図鑑 ネコ』、『世界を変えた10人の女性科学者』(いずれも化学同人)、『周期表図鑑』(ニュートンプレス)、『もっと知りたい科学入門』(東京書籍)、『イギリス王立化学会の化学者が教えるワイン学入門』(共訳、エクスナレッジ)など。
 我が家の猫氏の横顔は高良健吾氏にそっくりです。今年(去年から)の目標は「悲愴」(ベートーベン)を弾けるようになること。
twitter:@ekasilicon1869

note版「翻訳と私」
39. 「大海のひとしずくでも~言葉が生みだす思いをかたちに」玉川千絵子
38. 「翻訳を道しるべに」渡辺はな
37. 「翻訳者になりたい、という問いに答えてみた」矢能千秋
36. 「行き当たりばったりで来た道だけれど、愛おしいと思う」猪原理恵
35. 「二足のわらじで夢に向かう」寺田早紀
34. 「すべてがここにつながっていたと、信じたい」鵜田良江
33. 「どんな自分で一生を終えたいか」山本真麻
32. 「心を決めたらすべてが動きだした〜出版翻訳への道」中村智子

「人間翻訳者の仕事部屋」「翻訳と私」バックナンバー
日本翻訳ジャーナル」:https://webjournal.jtf.jp/back-number/

デザイン: Charlie’s HOUSE

31.「翻訳をはじめて」廣瀬麻微(2019年9/10月号)
30.「幼い頃の憧れが形になった翻訳という仕事」舟津由美子(2019年7月/8月号)
29.「翻訳が教えてくれたこと」児島修(2019年3月/4月号)
28.「子どもの本の世界」長友恵子(2018年11月/12月号)
27.「翻訳と私」矢能千秋(2018年9月/10月号)
26.「本の翻訳と私」最所篤子(2018年7月/8月号)
25.「調べ物という命綱」和爾桃子(2018年5月/6月号)
24.「効率的な翻訳を」上原裕美子(2018年3月/4月号)
23.「優秀な受講生のみなさんに講師が学ぶ翻訳教室」金子靖(2017年11月/12月号)
22.「空白のものがたり」喜多直子(2017年9月/10月号)
21.「ミスのない翻訳チェックをするために」久松紀子(2017年7月/8月号)
20.「世界一面白い本を」白須清美(2017年5月/6月号)
19.「ことばの森の片隅に」星野靖子(2017年3月/4月号)
18.「翻訳を仕事にするまで」石垣賀子(2016年11月/12月号)
17.「なぜ、『出版翻訳家』になりたかったのか」藤田優里子(2016年9月/10月号)
16.「わたしを導いたもの」斎藤静代(再掲、2016年7月/8月号)

人間翻訳者の仕事部屋」(敬称略)
16.「わたしを導いたもの」斎藤静代(2016年7月/8月号)
15.「翻訳と役割語」片山奈緒美(2016年3月/4月号)
14.「『デュカン・ダイエット』をめぐる冒険」福井久美子(2015年11月/12月号)
13.「出版翻訳と軍事とTradosと」角敦子(2015年9月/10月号)
12.「私の選んだ道」久保尚子(2015年7月/8月号)
11.「実務から書籍へ、そして翻訳会社」山本知子(2015年5月/6月号)
10.「しなやかな翻訳スタイルを目指して進化中」倉田真木(2015年3月/4月号)
9.「Out of Line」小野寺粛(2014年11月/12月号)
8.「小さな節目に」熊谷玲美(2014年9月/10月号)
7.「はじまりは気づかぬうちに」北川知子(2014年7月/8月号)
6.「在米翻訳者のつぶやき」ラッセル秀子(2014年5月/6月号)
5.「校正刷りの山の中から」伊豆原弓(2014年3月/4月号)
4.「結局趣味が仕事になった」安達俊一(2013年11月/12月号)
3.「ワタシハデジタルナホンヤクシャ」安達眞弓(2013年9月/10月号)
2.「翻訳書の編集は『生業』であり『使命』」小都一郎(2013年7月/8月号)
1.「大統領を追いかけ続け早十二年」村井理子(2013年5月/6月号)

大海のひとしずくでも~言葉が生みだす思いをかたちに 英日翻訳者 玉川千絵子さん

2013年5月から2019年10月まで「日本翻訳ジャーナル」で連載していた「人間翻訳者の仕事部屋」「翻訳と私」をnoteで続けてみることにしました。約6年半にわたり、31名の方に寄稿していただきました。ありがとうございます。バックナンバーは、「日本翻訳ジャーナル」でお読みいただけます。翻訳と私 Facebookページも更新していくので、よかったらフォローしてみてください。今後の記事は、Webzine「翻訳と私」にまとめていきます。よかったらこちらもフォローしてください。

note版「翻訳と私」の第8回は、英日翻訳者 玉川千絵子さんに、「大海のひとしずくでも~言葉が生みだす思いをかたちに」と題して書いてもらいました。

玉川千絵子
英日翻訳者。共訳『ブラック・クランズマン』ロン・ストールワース著(パルコ出版)、共訳『海賊のジレンマ―ユースカルチャーがいかにして新しい資本主義をつくったか』マット・メイソン著(フィルムアート社)。

note版「翻訳と私」
38. 「翻訳を道しるべに」渡辺はな
37. 「翻訳者になりたい、という問いに答えてみた」矢能千秋
36. 「行き当たりばったりで来た道だけれど、愛おしいと思う」猪原理恵
35. 「二足のわらじで夢に向かう」寺田早紀
34. 「すべてがここにつながっていたと、信じたい」鵜田良江
33. 「どんな自分で一生を終えたいか」山本真麻
32. 「心を決めたらすべてが動きだした〜出版翻訳への道」中村智子

「人間翻訳者の仕事部屋」「翻訳と私」バックナンバー
日本翻訳ジャーナル」:https://webjournal.jtf.jp/back-number/

デザイン: Charlie’s HOUSE

31.「翻訳をはじめて」廣瀬麻微(2019年9/10月号)
30.「幼い頃の憧れが形になった翻訳という仕事」舟津由美子(2019年7月/8月号)
29.「翻訳が教えてくれたこと」児島修(2019年3月/4月号)
28.「子どもの本の世界」長友恵子(2018年11月/12月号)
27.「翻訳と私」矢能千秋(2018年9月/10月号)
26.「本の翻訳と私」最所篤子(2018年7月/8月号)
25.「調べ物という命綱」和爾桃子(2018年5月/6月号)
24.「効率的な翻訳を」上原裕美子(2018年3月/4月号)
23.「優秀な受講生のみなさんに講師が学ぶ翻訳教室」金子靖(2017年11月/12月号)
22.「空白のものがたり」喜多直子(2017年9月/10月号)
21.「ミスのない翻訳チェックをするために」久松紀子(2017年7月/8月号)
20.「世界一面白い本を」白須清美(2017年5月/6月号)
19.「ことばの森の片隅に」星野靖子(2017年3月/4月号)
18.「翻訳を仕事にするまで」石垣賀子(2016年11月/12月号)
17.「なぜ、『出版翻訳家』になりたかったのか」藤田優里子(2016年9月/10月号)
16.「わたしを導いたもの」斎藤静代(再掲、2016年7月/8月号)

人間翻訳者の仕事部屋」(敬称略)
16.「わたしを導いたもの」斎藤静代(2016年7月/8月号)
15.「翻訳と役割語」片山奈緒美(2016年3月/4月号)
14.「『デュカン・ダイエット』をめぐる冒険」福井久美子(2015年11月/12月号)
13.「出版翻訳と軍事とTradosと」角敦子(2015年9月/10月号)
12.「私の選んだ道」久保尚子(2015年7月/8月号)
11.「実務から書籍へ、そして翻訳会社」山本知子(2015年5月/6月号)
10.「しなやかな翻訳スタイルを目指して進化中」倉田真木(2015年3月/4月号)
9.「Out of Line」小野寺粛(2014年11月/12月号)
8.「小さな節目に」熊谷玲美(2014年9月/10月号)
7.「はじまりは気づかぬうちに」北川知子(2014年7月/8月号)
6.「在米翻訳者のつぶやき」ラッセル秀子(2014年5月/6月号)
5.「校正刷りの山の中から」伊豆原弓(2014年3月/4月号)
4.「結局趣味が仕事になった」安達俊一(2013年11月/12月号)
3.「ワタシハデジタルナホンヤクシャ」安達眞弓(2013年9月/10月号)
2.「翻訳書の編集は『生業』であり『使命』」小都一郎(2013年7月/8月号)
1.「大統領を追いかけ続け早十二年」村井理子(2013年5月/6月号)

ミシシッピ冒険記〈ぼくらが3ドルで大金持ちになったわけ〉ダヴィデ・モロジノット 著、中村 智子 訳(岩崎書店)

 何を話してもネタバレになってしまいそうだが、まずはタイトルがいい。ミシシッピ冒険記〈ぼくらが3ドルで大金持ちになったわけ〉。マーク・トウェインの『トム・ソーヤーの冒険』でしょ? と思うわけだが、ミシシッピ川を南から北へと向かう冒険は、物語に出てくるカタログ、新聞、地図に彩られ、フィクションでありながらも、リアルな世界へと読者を引き込んでいく。登場人物は主に子ども4人。子どもと言っても子どもと大人の狭間にいるヤングアダルト(YA)。冒険記と聞くと、男の子の話? と思うが、4人のうちのひとりは女の子である。


〈ぼくらが3ドルで大金持ちになったわけ〉とサブタイトルにあるので、タイトル自体がネタバレかと思いきや、物語は大きな謎解きへと展開していく。


 児童書でしょ? と思うかもしれないが、男の子、女の子、大人も十分に楽しめる作品だった。ドイツ児童文学賞ノミネート、イタリアアンデルセン賞などを受賞し、13の国と地域で翻訳出版されているだけあり、期待を裏切らない1冊だった。


 物語は1900年ごろのアメリカ南部、北部を舞台としており、黒人や女性に対する差別が残っている。扉の部分に作者から読者への注意書きがあり、作品内に出てくる差別、暴力は今では受け入れられないものの、当時はよくあったことと説明してあり、子どもから大人への階段をのぼっていく少年少女たちにぜひ読んでほしい作品である。


 とはいえ、1700円の本を買ってくれるのは大人かもしれないので、少し大人向けのコメントも書いておく。この物語には、1900年ごろのアメリカの地図、歴史が出てくる。そんな昔の話、聞いたって役に立つの? とつい思いがちだ。人種差別が色濃く残るアメリカ南部。頭に布を被り馬に乗った人たちも出てくる。この時代、黒人はまだ地位が低く、白人が地主の農場などで召使いや労働者をしていた。物語は1904年に始まるのだが、「南部 奴隷 1904年」で検索すると、ミシシッピ州でリンチされて殺された黒人2人のニュースがでてきた。フィクションではなく、私たちの暮らすこの世界で起きたことだ。スマホもなかった時代のことを子どもたちに理解させるのも難しい近ごろだが、100年くらい前にはまだそんなこともあった(そして残念ながら今のアメリカでも同じような事件は起きている。2020年にミネソタ州で起きた白人警官による黒人男性ジョージ・フロイドさん殺害事件は記憶に新しい)。また、女性の参政権がアメリカで認められたのは、1920年8月26日のことで、2020年には100周年記念シンポジウムが開催されている。フィクションの世界と私たちの日常は繋がっている。歴史、地理、黒人差別、女性差別、違法なギャンブルなど、教科書も顔負けの教材だ。本を読んで感想文を書き、興味をもった社会問題について調べたら、社会科の宿題も終わってしまいそうな内容である。面白かったよ、と誰かに薦めたくなる本だ。400ページ近い本なのだが、一気に読んでしまった。最後は謎解きなので、『名探偵コナン』などの探偵物が好きな少年少女も楽しめるだろう。


 子どもたちは今は春休みだろうか。休みの間にぜひ手にとってほしい作品だ。卒業入学のプレゼントにもいいよ!


 最後に、この本を訳している方は、ドイツの児童文学・YAを中心に書籍を翻訳している南ドイツ在住の中村智子さん。長編にもかかわらず読みやすいのは、中村さんの書く文章がテンポよく冒険を描き、ときには優しく語りかけてくれるからに違いない。冒険の物語でもあり、友情の物語でもある。新学期の朝読書に、中学生の少年少女にもお薦め!

翻訳を道しるべに 字幕翻訳者 渡辺はなさん

2013年5月から2019年10月まで「日本翻訳ジャーナル」で連載していた「人間翻訳者の仕事部屋」「翻訳と私」をnoteで続けてみることにしました。約6年半にわたり、31名の方に寄稿していただきました。ありがとうございます。バックナンバーは、「日本翻訳ジャーナル」でお読みいただけます。翻訳と私 Facebookページも更新していくので、よかったらフォローしてみてください。今後の記事は、Webzine「翻訳と私」にまとめていきます。よかったらこちらもフォローしてください。

note版「翻訳と私」の第6回は、字幕翻訳者 渡辺はなさんに、「翻訳を道しるべに」と題して書いてもらいました。

渡辺はな
 1983年生まれ。横浜市出身、シドニー在住。字幕翻訳者(英日・中日)。担当作品は『フューチュラマ』『フィラデルフィアは今日も晴れ』(以上共訳)、『狂恋詩/狂った果実』『蜜の味』など。最新担当作『ザ・ブローラー/喧嘩屋』が4月2日からJAIHOで限定配信。
Twitter:@the_chen_5
HP:https://watanabe-translates.studio.site/


note版「翻訳と私」
37. 「翻訳者になりたい、という問いに答えてみた」矢能千秋
36. 「行き当たりばったりで来た道だけれど、愛おしいと思う」猪原理恵
35. 「二足のわらじで夢に向かう」寺田早紀
34. 「すべてがここにつながっていたと、信じたい」鵜田良江
33. 「どんな自分で一生を終えたいか」山本真麻
32. 「心を決めたらすべてが動きだした〜出版翻訳への道」中村智子

「人間翻訳者の仕事部屋」「翻訳と私」バックナンバー
日本翻訳ジャーナル」:https://webjournal.jtf.jp/back-number/

デザイン: Charlie’s HOUSE

31.「翻訳をはじめて」廣瀬麻微(2019年9/10月号)
30.「幼い頃の憧れが形になった翻訳という仕事」舟津由美子(2019年7月/8月号)
29.「翻訳が教えてくれたこと」児島修(2019年3月/4月号)
28.「子どもの本の世界」長友恵子(2018年11月/12月号)
27.「翻訳と私」矢能千秋(2018年9月/10月号)
26.「本の翻訳と私」最所篤子(2018年7月/8月号)
25.「調べ物という命綱」和爾桃子(2018年5月/6月号)
24.「効率的な翻訳を」上原裕美子(2018年3月/4月号)
23.「優秀な受講生のみなさんに講師が学ぶ翻訳教室」金子靖(2017年11月/12月号)
22.「空白のものがたり」喜多直子(2017年9月/10月号)
21.「ミスのない翻訳チェックをするために」久松紀子(2017年7月/8月号)
20.「世界一面白い本を」白須清美(2017年5月/6月号)
19.「ことばの森の片隅に」星野靖子(2017年3月/4月号)
18.「翻訳を仕事にするまで」石垣賀子(2016年11月/12月号)
17.「なぜ、『出版翻訳家』になりたかったのか」藤田優里子(2016年9月/10月号)
16.「わたしを導いたもの」斎藤静代(再掲、2016年7月/8月号)

人間翻訳者の仕事部屋」(敬称略)
16.「わたしを導いたもの」斎藤静代(2016年7月/8月号)
15.「翻訳と役割語」片山奈緒美(2016年3月/4月号)
14.「『デュカン・ダイエット』をめぐる冒険」福井久美子(2015年11月/12月号)
13.「出版翻訳と軍事とTradosと」角敦子(2015年9月/10月号)
12.「私の選んだ道」久保尚子(2015年7月/8月号)
11.「実務から書籍へ、そして翻訳会社」山本知子(2015年5月/6月号)
10.「しなやかな翻訳スタイルを目指して進化中」倉田真木(2015年3月/4月号)
9.「Out of Line」小野寺粛(2014年11月/12月号)
8.「小さな節目に」熊谷玲美(2014年9月/10月号)
7.「はじまりは気づかぬうちに」北川知子(2014年7月/8月号)
6.「在米翻訳者のつぶやき」ラッセル秀子(2014年5月/6月号)
5.「校正刷りの山の中から」伊豆原弓(2014年3月/4月号)
4.「結局趣味が仕事になった」安達俊一(2013年11月/12月号)
3.「ワタシハデジタルナホンヤクシャ」安達眞弓(2013年9月/10月号)
2.「翻訳書の編集は『生業』であり『使命』」小都一郎(2013年7月/8月号)
1.「大統領を追いかけ続け早十二年」村井理子(2013年5月/6月号)

dav

行き当たりばったりで来た道だけれど、愛おしいと思う 英日翻訳者 猪原理恵さん

2013年5月から2019年10月まで「日本翻訳ジャーナル」で連載していた「人間翻訳者の仕事部屋」「翻訳と私」をnoteで続けてみることにしました。約6年半にわたり、31名の方に寄稿していただきました。ありがとうございます。バックナンバーは、「日本翻訳ジャーナル」でお読みいただけます。翻訳と私 Facebookページも更新していくので、よかったらフォローしてみてください。今後の記事は、Webzine「翻訳と私」にまとめていきます。よかったらこちらもフォローしてください。

note版「翻訳と私」の第5回は、英日翻訳者 猪原理恵さんに、「行き当たりばったりで来た道だけれど、愛おしいと思う」と題して書いてもらいました。

猪原理恵(いはら りえ)
 1984年、神奈川県生まれ、大阪府育ち。国際基督教大学卒業。2012年、JAT第9回新人翻訳者コンテストの英日部門で入賞。ITやマーケティング系の文書のほか、『Dome-King Cabbage Demo』『Minoria』『エアラフェル(拡張版)』などのゲームを翻訳。初めて親にお願いして買ってもらったビデオゲームは『パロディウスだ!』。


note版「翻訳と私」
35. 「二足のわらじで夢に向かう」寺田早紀
34. 「すべてがここにつながっていたと、信じたい」鵜田良江
33. 「どんな自分で一生を終えたいか」山本真麻
32. 「心を決めたらすべてが動きだした〜出版翻訳への道」ドイツ語翻訳者 中村智子

「人間翻訳者の仕事部屋」「翻訳と私」バックナンバー
日本翻訳ジャーナル」:https://webjournal.jtf.jp/back-number/

デザイン: Charlie’s HOUSE

31.「翻訳をはじめて」廣瀬麻微(2019年9/10月号)
30.「幼い頃の憧れが形になった翻訳という仕事」舟津由美子(2019年7月/8月号)
29.「翻訳が教えてくれたこと」児島修(2019年3月/4月号)
28.「子どもの本の世界」長友恵子(2018年11月/12月号)
27.「翻訳と私」矢能千秋(2018年9月/10月号)
26.「本の翻訳と私」最所篤子(2018年7月/8月号)
25.「調べ物という命綱」和爾桃子(2018年5月/6月号)
24.「効率的な翻訳を」上原裕美子(2018年3月/4月号)
23.「優秀な受講生のみなさんに講師が学ぶ翻訳教室」金子靖(2017年11月/12月号)
22.「空白のものがたり」喜多直子(2017年9月/10月号)
21.「ミスのない翻訳チェックをするために」久松紀子(2017年7月/8月号)
20.「世界一面白い本を」白須清美(2017年5月/6月号)
19.「ことばの森の片隅に」星野靖子(2017年3月/4月号)
18.「翻訳を仕事にするまで」石垣賀子(2016年11月/12月号)
17.「なぜ、『出版翻訳家』になりたかったのか」藤田優里子(2016年9月/10月号)
16.「わたしを導いたもの」斎藤静代(再掲、2016年7月/8月号)

人間翻訳者の仕事部屋」(敬称略)
16.「わたしを導いたもの」斎藤静代(2016年7月/8月号)
15.「翻訳と役割語」片山奈緒美(2016年3月/4月号)
14.「『デュカン・ダイエット』をめぐる冒険」福井久美子(2015年11月/12月号)
13.「出版翻訳と軍事とTradosと」角敦子(2015年9月/10月号)
12.「私の選んだ道」久保尚子(2015年7月/8月号)
11.「実務から書籍へ、そして翻訳会社」山本知子(2015年5月/6月号)
10.「しなやかな翻訳スタイルを目指して進化中」倉田真木(2015年3月/4月号)
9.「Out of Line」小野寺粛(2014年11月/12月号)
8.「小さな節目に」熊谷玲美(2014年9月/10月号)
7.「はじまりは気づかぬうちに」北川知子(2014年7月/8月号)
6.「在米翻訳者のつぶやき」ラッセル秀子(2014年5月/6月号)
5.「校正刷りの山の中から」伊豆原弓(2014年3月/4月号)
4.「結局趣味が仕事になった」安達俊一(2013年11月/12月号)
3.「ワタシハデジタルナホンヤクシャ」安達眞弓(2013年9月/10月号)
2.「翻訳書の編集は『生業』であり『使命』」小都一郎(2013年7月/8月号)
1.「大統領を追いかけ続け早十二年」村井理子(2013年5月/6月号)

『Dome-King Cabbage Demo』より

二足のわらじで夢に向かう 出版翻訳者 寺田早紀さん

2013年5月から2019年10月まで「日本翻訳ジャーナル」で連載していた「人間翻訳者の仕事部屋」「翻訳と私」をnoteで続けてみることにしました。約6年半にわたり、31名の方に寄稿していただきました。ありがとうございます。バックナンバーは、「日本翻訳ジャーナル」でお読みいただけます。翻訳と私 Facebookページも更新していくので、よかったらフォローしてみてください。今後の記事は、Webzine「翻訳と私」にまとめていきます。よかったらこちらもフォローしてください。

note版「翻訳と私」の第4回は、英日翻訳者 寺田早紀さんに、「二足のわらじで夢に向かう」と題して書いてもらいました。

寺田早紀(てらだ さき)
 京都出身。英日翻訳者。出版翻訳、記事・マーケティング翻訳。英語教師歴はそこそこ長い一児の母。訳書は『最新科学が証明した脳にいいことベスト211』(文響社)。ミステリとジャズ(チャーリー・パーカー)と手帳が好き。note https://note.com/sterada、twitterアカウントは @s__terada


note版「翻訳と私」

34. 「すべてがここにつながっていたと、信じたい」鵜田良江
33. 「どんな自分で一生を終えたいか」山本真麻
32. 「心を決めたらすべてが動きだした〜出版翻訳への道」ドイツ語翻訳者 中村智子

「人間翻訳者の仕事部屋」「翻訳と私」バックナンバー
日本翻訳ジャーナル」:https://webjournal.jtf.jp/back-number/

デザイン: Charlie’s HOUSE

31.「翻訳をはじめて」廣瀬麻微(2019年9/10月号)
30. 「幼い頃の憧れが形になった翻訳という仕事」舟津由美子(2019年7月/8月号)
29.「翻訳が教えてくれたこと」児島修(2019年3月/4月号)
28.「子どもの本の世界」長友恵子(2018年11月/12月号)
27.「翻訳と私」矢能千秋(2018年9月/10月号)
26.「本の翻訳と私」最所篤子(2018年7月/8月号)
25.「調べ物という命綱」和爾桃子(2018年5月/6月号)
24.「効率的な翻訳を」上原裕美子(2018年3月/4月号)
23.「優秀な受講生のみなさんに講師が学ぶ翻訳教室」金子靖(2017年11月/12月号)
22.「空白のものがたり」喜多直子(2017年9月/10月号)
21.「ミスのない翻訳チェックをするために」久松紀子(2017年7月/8月号)
20.「世界一面白い本を」白須清美(2017年5月/6月号)
19.「ことばの森の片隅に」星野靖子(2017年3月/4月号)
18.「翻訳を仕事にするまで」石垣賀子(2016年11月/12月号)
17.「なぜ、『出版翻訳家』になりたかったのか」藤田優里子(2016年9月/10月号)
16.「わたしを導いたもの」斎藤静代(再掲、2016年7月/8月号)

人間翻訳者の仕事部屋」(敬称略)
16.「わたしを導いたもの」斎藤静代(2016年7月/8月号)
15.「翻訳と役割語」片山奈緒美(2016年3月/4月号)
14.「『デュカン・ダイエット』をめぐる冒険」福井久美子(2015年11月/12月号)
13.「出版翻訳と軍事とTradosと」角敦子(2015年9月/10月号)
12.「私の選んだ道」久保尚子(2015年7月/8月号)
11.「実務から書籍へ、そして翻訳会社」山本知子(2015年5月/6月号)
10.「しなやかな翻訳スタイルを目指して進化中」倉田真木(2015年3月/4月号)
9.「Out of Line」小野寺粛(2014年11月/12月号)
8.「小さな節目に」熊谷玲美(2014年9月/10月号)
7.「はじまりは気づかぬうちに」北川知子(2014年7月/8月号)
6.「在米翻訳者のつぶやき」ラッセル秀子(2014年5月/6月号)
5.「校正刷りの山の中から」伊豆原弓(2014年3月/4月号)
4.「結局趣味が仕事になった」安達俊一(2013年11月/12月号)
3.「ワタシハデジタルナホンヤクシャ」安達眞弓(2013年9月/10月号)
2.「翻訳書の編集は『生業』であり『使命』」小都一郎(2013年7月/8月号)
1.「大統領を追いかけ続け早十二年」村井理子(2013年5月/6月号)

【翻訳と私】すべてがここにつながっていたと、信じたい  独日翻訳者 鵜田良江さん

2013年5月から2019年10月まで「日本翻訳ジャーナル」で連載していた「人間翻訳者の仕事部屋」「翻訳と私」をnoteで続けてみることにしました。約6年半にわたり、31名の方に寄稿していただきました。ありがとうございます。バックナンバーは、「日本翻訳ジャーナル」でお読みいただけます。翻訳と私 Facebookページも更新していくので、よかったらフォローしてみてください。今後の記事は、Webzine「翻訳と私」にまとめていきます。よかったらこちらもフォローしてください。

note版「翻訳と私」の第3回は、独日翻訳者 鵜田良江さんに、「すべてがここにつながっていたと、信じたい」と題して書いてもらいました。

鵜田良江
独日翻訳者、元化粧品開発技術者。訳書は宇宙英雄ローダン・シリーズ655巻『神聖寺院作戦』、ローダンNEO 24巻『永遠の世界』、『スターリンの息子』(いずれも早川書房)など。小児がんの娘と自閉症スペクトラムの息子とバタバタ暮らし。福岡市在住。Twitterのアカウントは@hexenkursです。メッセージはお気軽にどうぞ。


note版「翻訳と私」
33. 「どんな自分で一生を終えたいか」山本真麻
32. 「心を決めたらすべてが動きだした〜出版翻訳への道」ドイツ語翻訳者 中村智子

「人間翻訳者の仕事部屋」「翻訳と私」バックナンバー
日本翻訳ジャーナル」:https://webjournal.jtf.jp/back-number/

デザイン: Charlie’s HOUSE

31.「翻訳をはじめて」廣瀬麻微(2019年9/10月号)
30. 「幼い頃の憧れが形になった翻訳という仕事」舟津由美子(2019年7月/8月号)
29.「翻訳が教えてくれたこと」児島修(2019年3月/4月号)
28.「子どもの本の世界」長友恵子(2018年11月/12月号)
27.「翻訳と私」矢能千秋(2018年9月/10月号)
26.「本の翻訳と私」最所篤子(2018年7月/8月号)
25.「調べ物という命綱」和爾桃子(2018年5月/6月号)
24.「効率的な翻訳を」上原裕美子(2018年3月/4月号)
23.「優秀な受講生のみなさんに講師が学ぶ翻訳教室」金子靖(2017年11月/12月号)
22.「空白のものがたり」喜多直子(2017年9月/10月号)
21.「ミスのない翻訳チェックをするために」久松紀子(2017年7月/8月号)
20.「世界一面白い本を」白須清美(2017年5月/6月号)
19.「ことばの森の片隅に」星野靖子(2017年3月/4月号)
18.「翻訳を仕事にするまで」石垣賀子(2016年11月/12月号)
17.「なぜ、『出版翻訳家』になりたかったのか」藤田優里子(2016年9月/10月号)
16.「わたしを導いたもの」斎藤 静代(再掲、2016年7月/8月号)

人間翻訳者の仕事部屋」(敬称略)
16.「わたしを導いたもの」斎藤静代(2016年7月/8月号)
15.「翻訳と役割語」片山奈緒美(2016年3月/4月号)
14.「『デュカン・ダイエット』をめぐる冒険」福井久美子(2015年11月/12月号)
13.「出版翻訳と軍事とTradosと」角敦子(2015年9月/10月号)
12.「私の選んだ道」久保尚子(2015年7月/8月号)
11.「実務から書籍へ、そして翻訳会社」山本知子(2015年5月/6月号)
10.「しなやかな翻訳スタイルを目指して進化中」倉田真木(2015年3月/4月号)
9.「Out of Line」小野寺粛(2014年11月/12月号)
8.「小さな節目に」熊谷玲美(2014年9月/10月号)
7.「はじまりは気づかぬうちに」北川知子(2014年7月/8月号)
6.「在米翻訳者のつぶやき」ラッセル秀子(2014年5月/6月号)
5.「校正刷りの山の中から」伊豆原弓(2014年3月/4月号)
4.「結局趣味が仕事になった」安達俊一(2013年11月/12月号)
3.「ワタシハデジタルナホンヤクシャ」安達眞弓(2013年9月/10月号)
2.「翻訳書の編集は『生業』であり『使命』」小都一郎(2013年7月/8月号)
1.「大統領を追いかけ続け早十二年」村井理子(2013年5月/6月号)

【翻訳と私】どんな自分で一生を終えたいか 翻訳者 山本真麻さん

2013年5月から2019年10月まで「日本翻訳ジャーナル」で連載していた「人間翻訳者の仕事部屋」「翻訳と私」をnoteで続けてみることにしました。約6年半にわたり、31名の方に寄稿していただきました。ありがとうございます。バックナンバーは、「日本翻訳ジャーナル」でお読みいただけます。翻訳と私 Facebookページも更新していくので、よかったらフォローしてみてください。今後の記事は、Webzine「翻訳と私」にまとめていきます。よかったらこちらもフォローしてください。

note版「翻訳と私」の第2回は、翻訳者 山本真麻さんに、「どんな自分で一生を終えたいか」について書いてもらいました。

プロフィール:
山本真麻(やまもと まあさ)

 神奈川県生まれ、福岡県北九州市在住。実務・出版の英日翻訳者。訳書は『それはデートでもトキメキでもセックスでもない』(イースト・プレス)、『クソみたいな仕事から抜け出す49の秘訣』(双葉社)、『休息の科学』(TAC出版)など。福岡で出会った方言で好きなのは「ちかっぱ」と「しゃれとんしゃあ」と「~げな」。
Twitter:@martha0u0

note版「翻訳と私」
33. 「どんな自分で一生を終えたいか」山本真麻

32. 「心を決めたらすべてが動きだした〜出版翻訳への道」ドイツ語翻訳者 中村智子

「人間翻訳者の仕事部屋」「翻訳と私」バックナンバー
日本翻訳ジャーナル」:https://webjournal.jtf.jp/back-number/

デザイン: Charlie’s HOUSE

31.「翻訳をはじめて」廣瀬麻微(2019年9/10月号)
30. 「幼い頃の憧れが形になった翻訳という仕事」舟津由美子(2019年7月/8月号)
29.「翻訳が教えてくれたこと」児島修(2019年3月/4月号)
28.「子どもの本の世界」長友恵子(2018年11月/12月号)
27.「翻訳と私」矢能千秋(2018年9月/10月号)
26.「本の翻訳と私」最所篤子(2018年7月/8月号)
25.「調べ物という命綱」和爾桃子(2018年5月/6月号)
24.「効率的な翻訳を」上原裕美子(2018年3月/4月号)
23.「優秀な受講生のみなさんに講師が学ぶ翻訳教室」金子靖(2017年11月/12月号)
22.「空白のものがたり」喜多直子(2017年9月/10月号)
21.「ミスのない翻訳チェックをするために」久松紀子(2017年7月/8月号)
20.「世界一面白い本を」白須清美(2017年5月/6月号)
19.「ことばの森の片隅に」星野靖子(2017年3月/4月号)
18.「翻訳を仕事にするまで」石垣賀子(2016年11月/12月号)
17.「なぜ、『出版翻訳家』になりたかったのか」藤田優里子(2016年9月/10月号)
16.「わたしを導いたもの」斎藤 静代(再掲、2016年7月/8月号)

人間翻訳者の仕事部屋」(敬称略)
16.「わたしを導いたもの」斎藤静代(2016年7月/8月号)
15.「翻訳と役割語」片山奈緒美(2016年3月/4月号)
14.「『デュカン・ダイエット』をめぐる冒険」福井久美子(2015年11月/12月号)
13.「出版翻訳と軍事とTradosと」角敦子(2015年9月/10月号)
12.「私の選んだ道」久保尚子(2015年7月/8月号)
11.「実務から書籍へ、そして翻訳会社」山本知子(2015年5月/6月号)
10.「しなやかな翻訳スタイルを目指して進化中」倉田真木(2015年3月/4月号)
9.「Out of Line」小野寺粛(2014年11月/12月号)
8.「小さな節目に」熊谷玲美(2014年9月/10月号)
7.「はじまりは気づかぬうちに」北川知子(2014年7月/8月号)
6.「在米翻訳者のつぶやき」ラッセル秀子(2014年5月/6月号)
5.「校正刷りの山の中から」伊豆原弓(2014年3月/4月号)
4.「結局趣味が仕事になった」安達俊一(2013年11月/12月号)
3.「ワタシハデジタルナホンヤクシャ」安達眞弓(2013年9月/10月号)
2.「翻訳書の編集は『生業』であり『使命』」小都一郎(2013年7月/8月号)
1.「大統領を追いかけ続け早十二年」村井理子(2013年5月/6月号)

【翻訳と私】心を決めたらすべてが動きだした〜出版翻訳への道〜ドイツ語翻訳者 中村智子さん

2013年5月から2019年10月まで「日本翻訳ジャーナル」で連載していた「人間翻訳者の仕事部屋」「翻訳と私」をnoteで続けてみることにしました。約6年半にわたり、31名の方に寄稿していただきました。ありがとうございます。バックナンバーは、「日本翻訳ジャーナル」でお読みいただけます。翻訳と私 Facebookページも更新していくので、よかったらフォローしてみてください。今後の記事は、Webzine「翻訳と私」にまとめていきます。よかったらこちらもフォローしてください。

note版「翻訳と私」の第1回は、南ドイツ在住のドイツ語翻訳者 中村智子さんに、出版翻訳を始めたきっかけについて書いてもらいました。

心を決めたらすべてが動きだした〜出版翻訳への道〜ドイツ語翻訳者 中村智子

中村智子(なかむらともこ)
 神奈川県生まれ。ドイツ児童文学・YAを中心とした書籍翻訳に従事。訳書は『ミシシッピ冒険記』(岩崎書店)、シリーズ『動物と話せる少女リリアーネ』『水瓶座の少女アレーア』(学研プラス)、『ゆすってごらん りんごの木』『Think right 誤った先入観を捨て、よりよい選択をするための思考法』(サンマーク出版)ほか。山歩き、市場巡り、発酵食品作り、動物、とくに猫が好き。モットーは〈選択肢は少なめに〉。南ドイツ在住。Twitter : @dosine2010

「人間翻訳者の仕事部屋」「翻訳と私」バックナンバー
日本翻訳ジャーナル」:https://webjournal.jtf.jp/back-number/

デザイン: Charlie’s HOUSE

31.「翻訳をはじめて」廣瀬麻微(2019年9/10月号)
30. 「幼い頃の憧れが形になった翻訳という仕事」舟津由美子2019年7月/8月号)
29.「翻訳が教えてくれたこと」児島修(2019年3月/4月号)
28.「子どもの本の世界」長友恵子(2018年11月/12月号)
27.「翻訳と私」矢能千秋(2018年9月/10月号)
26.「本の翻訳と私」最所篤子(2018年7月/8月号)
25.「調べ物という命綱」和爾桃子(2018年5月/6月号)
24.「効率的な翻訳を」上原裕美子(2018年3月/4月号)
23.「優秀な受講生のみなさんに講師が学ぶ翻訳教室」金子靖(2017年11月/12月号)
22.「空白のものがたり」喜多直子(2017年9月/10月号)
21.「ミスのない翻訳チェックをするために」久松紀子(2017年7月/8月号)
20.「世界一面白い本を」白須清美(2017年5月/6月号)
19.「ことばの森の片隅に」星野靖子(2017年3月/4月号)
18.「翻訳を仕事にするまで」石垣賀子(2016年11月/12月号)
17.「なぜ、『出版翻訳家』になりたかったのか」藤田優里子(2016年9月/10月号)
16.「わたしを導いたもの」斎藤 静代(再掲、2016年7月/8月号)

人間翻訳者の仕事部屋」(敬称略)
16.「わたしを導いたもの」斎藤静代(2016年7月/8月号)
15.「翻訳と役割語」片山奈緒美(2016年3月/4月号)
14.「『デュカン・ダイエット』をめぐる冒険」福井久美子(2015年11月/12月号)
13.「出版翻訳と軍事とTradosと」角敦子(2015年9月/10月号)
12.「私の選んだ道」久保尚子(2015年7月/8月号)
11.「実務から書籍へ、そして翻訳会社」山本知子(2015年5月/6月号)
10.「しなやかな翻訳スタイルを目指して進化中」倉田真木(2015年3月/4月号)
9.「Out of Line」小野寺粛(2014年11月/12月号)
8.「小さな節目に」熊谷玲美(2014年9月/10月号)
7.「はじまりは気づかぬうちに」北川知子(2014年7月/8月号)
6.「在米翻訳者のつぶやき」ラッセル秀子(2014年5月/6月号)
5.「校正刷りの山の中から」伊豆原弓(2014年3月/4月号)
4.「結局趣味が仕事になった」安達俊一(2013年11月/12月号)
3.「ワタシハデジタルナホンヤクシャ」安達眞弓(2013年9月/10月号)
2.「翻訳書の編集は『生業』であり『使命』」小都一郎(2013年7月/8月号)
1.「大統領を追いかけ続け早十二年」村井理子(2013年5月/6月号)

『翻訳の授業 東京大学最終講義』山本 史郎(著)朝日新書刊を読んで(1)

『翻訳の授業 東京大学最終講義』山本 史郎(著)、朝日新書

 『ホビット』の訳者でもある東京大学名誉教授による指南書である。本の袖を見てみると「(中略)書かれてあることを『文法的に』正しく解釈し、辞書のことばで置き換えるのが翻訳だと思っている人の『常識』を破壊(中略)」とある。誤訳を恐れるあまりに文法と辞書の語釈をよりどころとする身としては誠に耳が痛い。同書を読み終えて、心に残った言葉を中心に、所感をまとめてみる。

 p3にはこう書いてある。「君、いままでの生涯の中で、人に向かってそんな風に話したことある?」英文の文章構造と辞書に書いてある訳語に引っ張られて、受験英語に出てくる英文和訳であれば正解かも知れないが、はたして自分の訳文はふだん使っている日本語になっているのだろうか。筆者は同じく同書のp3で自然な訳文の例を挙げ、「(中略)きちんと情景を頭に描き出し、(中略)自分のことばとして発している(中略)」と説明している。

 第1章の「神が語るか、人が語るか」の項では、「英米で好まれる小説作法は(中略)神が書いているかのような、語り手の主観が極力排除されたもの」であり、「日本では作者個人の声や視点が地の文にまでにじみ出ているようなスタイルが、小説の文体として好まれ」ると述べている。(p23)

 同章p25では、英文学者・翻訳家の別宮貞徳氏の主張を引用し、「翻訳は普通の読者が読んで意味の通じるものでなければならない」と紹介している。ここら辺から、直訳、逐語訳、「同化翻訳」「異化翻訳」「実用テクスト」「文学テクスト」、AIに置き換えられるものは何か、と第2章以降で論じられている。

 第2章p38では、三島由紀夫の短編「新聞紙」の英訳を例に取り、原文と英訳の構造を比較している。原作が4段落あるのに対して、英訳は1パラグラフになっている。これを著者は、「原作の情報を取捨選択して、完璧な英語の段落に転換した」と説明している。(p41)実際の翻訳現場では、ここまで許されることは少ないように思うので、あくまで文芸翻訳の一例と読者は考えたほうがよいだろう。

 同章p43で著者は、アメリカの翻訳者であり研究者でもあるローレンス・ヴェヌティの翻訳理論「同化翻訳」「異化翻訳」を次のように説明している。「最初から英米人が書いたかのように読める翻訳が同化翻訳」「明らかに翻訳であることが分かるように、オリジナルの言語の言い回しや構文が見えるように訳すのが異化翻訳」と書いている。p51では、芥川龍之介の「羅生門」の英訳を例に挙げ、「同化翻訳」「異化翻訳」を説明しているので、詳細はぜひそちらを参照してほしい。

 第3章では「視点と語りー文化圧とは何かー」と題して、英語の小説、日本語の小説の視点の違いを論じている。p67では谷崎潤一郎作『蓼食う虫』のサイデンステッカー訳を取り上げ、原文と訳文を比較している。原文では妻の視点から夫の視点へと第1段落、第2段落で視点の転換がある。ところが英訳では、英米文学では三人称小説がスタンダードである、と述べ、視点の転換は無視され、第三者の視点で描かれている。これを著者は、「『同化翻訳』への圧力が強かったのでは」と説明している。フィクションを訳す翻訳者には、この章の視点の話は、実際に訳出する際に役立つ点が多かったように思うので、詳細は本書を読んでもらうこととし、ここでは詳述を控える。

 第4章「実用と文学のはざまーAIはなぜ『通訳』を殺すのか―」では、「実用テクスト」「文学テクスト」を引き合いに出し、AIに取って代わられる翻訳についても言及している。p80では鉄道について書かれた英文3つを「実用テクスト」「文学テクスト」の例にあげ、Google翻訳の例を紹介している。「文学テクスト」の例として、ディケンズの小説Dombey and Sonから1パラグラフを引用している。Google翻訳の出力を考察しながら、p91-2で著者は次のように述べている。「(中略)情報を正確に伝えることが目的の実用テクストについては、近い将来、AIの発達とともに、すべてコンピュータで翻訳の行われる時代がくるでしょう。(中略)つまり口頭・文書をとわず、『通訳研究』はAI研究のなかに吸収されてしまうだろう、ということです」

 第5章「岩野泡鳴と直訳擁護論―読めない翻訳をなぜ作ろうとするのかー」。ここまでまとめてきて、第4章までの付箋は、7か所だったのに対して、第5章~第8章までは14か所にある。ここからは受験勉強で染みついてしまった英文和訳をいかにして日本語らしい文章にしていくかの手助けとなるのではないかと考える。だが、少々長くなってきたので、第5章以降のまとめは、次のブログ記事で紹介することとする。待てない方は、この週末にでも本著を手に取ってみて欲しい。200ページほどの新書なので数日あれば読めると思う。

翻訳の授業 東京大学最終講義
(朝日新書) 新書 – 2020/6/12
山本 史郎  (著)