連載「翻訳と私」:『かぞくがのみすぎたら』(サウザンブックス社:翻訳)久松紀子さん

「日本翻訳ジャーナル」7月/8月号が発行されました。

連載「翻訳と私」では、執筆者、編集者、校正者、翻訳者と4つの顔をもつ久松紀子さんに寄稿いただきました。

携わった書籍は、
『指でさすだけ!旅行英会話』(西東社:執筆)
『世界を変えたアメリカ大統領の演説』(講談社:校正)
『すぐに使える!ヘアサロンの英会話』(女性モード社:編集)
『かぞくがのみすぎたら』(サウザンブックス社:翻訳)など多数。

「ミスのない翻訳チェックをするために」と題して、 普段心がけていること、使っているツールなどをご紹介いただきました。

最新号:http://journal.jtf.jp/

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連載「翻訳と私」バックナンバー(敬称略)
http://journal.jtf.jp/backnumber/

「世界一面白い本を」白須清美(2017年5月/6月号)
「ことばの森の片隅に」星野靖子(2017年3月/4月号)
「翻訳を仕事にするまで」石垣賀子(2016年11月/12月号)
「なぜ、『出版翻訳家』になりたかったのか」藤田優里子(2016年9月/10月号)
「わたしを導いたもの」斎藤 静代(再掲、2016年7月/8月号)

旧コラム「人間翻訳者の仕事部屋」(敬称略)
http://journal.jtf.jp/column18_list/

「わたしを導いたもの」斎藤静代
「翻訳と役割語」片山奈緒美
「『デュカン・ダイエット』をめぐる冒険」福井久美子
「出版翻訳と軍事とTradosと」角敦子
「私の選んだ道」久保尚子
「実務から書籍へ、そして翻訳会社」山本知子
「しなやかな翻訳スタイルを目指して進化中」倉田真木
「Out of Line」小野寺粛
「小さな節目に」熊谷玲美
「はじまりは気づかぬうちに」北川知子
「在米翻訳者のつぶやき」ラッセル秀子
「校正刷りの山の中から」伊豆原弓
「結局趣味が仕事になった」安達俊一
「ワタシハデジタルナホンヤクシャ」安達眞弓
「翻訳書の編集は『生業』であり『使命』」小都一郎
「大統領を追いかけ続け早十二年」村井理子

「翻訳と私」fbページ:
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JTFjournal290

「世界一面白い本を」白須清美さん

昨年度から連載が始まった「翻訳と私」。新年度第一号では、「世界一面白い本を」と題して、白須清美さんに寄稿いただきました。

今月号から「JTFジャーナル」のテーマが、今までの「翻訳の未来を考える」から「翻訳の現在を知る」へと変わりました。

JTF会員の方には、今月号より紙に印刷された「JTFジャーナル」が郵送でお届けになります。

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「翻訳と私」が始まってから、ちょうど一年。コラムのミッションステイトメントを改めて読み直してみました。

^^^^^^^
翻訳を取りまく環境は様変わりしていきます。ときには戸惑うこともある
でしょう。でも、「翻訳と私」という関係は変わらないのではないでしょうか。
どんなに環境が変わろうとも、自分の軸がしっかりと根づいていたら、日々
変わっていく風景にも心を惑わされることはないかもしれません。初心に
返ったり、立ち止まったり、未来に思いを馳せたり、「翻訳のこと」、一緒
に考えてみませんか? 「なぜ翻訳をするようになったのか」 今を見据え
ると、きっと未来が見えてきます。翻訳と皆さんのこと、教えてください。

Where there is a will, there is a way.
^^^^^^^

みなさん自身の「翻訳」との生活の一助となれば幸いです。

最新号http://journal.jtf.jp/
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バックナンバー(敬称略):http://journal.jtf.jp/backnumber/ 
第4回「ことばの森の片隅に」星野 靖子
第3回「翻訳を仕事にするまで」石垣 賀子
第2回「なぜ、『出版翻訳家』になりたかったのか」藤田 優里子
第1回「わたしを導いたもの」斎藤 静代

旧コラム「人間翻訳者の仕事部屋」のバックナンバーは、以下一覧からお読みいただけます。(敬称略)
http://journal.jtf.jp/column18_list/

わたしを導いたもの●斎藤 静代
翻訳と役割語●片山 奈緒美
『デュカン・ダイエット』をめぐる冒険●福井 久美子
出版翻訳と軍事とTradosと●角 敦子
私の選んだ道●久保 尚子
実務から書籍へ、そして翻訳会社●山本 知子
しなやかな翻訳スタイルを目指して進化中●倉田 真木
Out of Line●小野寺 粛
小さな節目に●熊谷 玲美
はじまりは気づかぬうちに●北川 知子
在米翻訳者のつぶやき●ラッセル 秀子
校正刷りの山の中から●伊豆原 弓
結局趣味が仕事になった●安達 俊一
ワタシハデジタルナホンヤクシャ●安達 眞弓
翻訳書の編集は「生業」であり「使命」●小都 一郎
大統領を追いかけ続け早十二年●村井 理子 

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JTFjournal289

第27回翻訳祭 11月29日(水)

今年もいい肉の日(11月29日(水))にJTF翻訳祭の開催が決まり、実行委員が集まりました。「考えよう、翻訳のこと ~ともに歩む翻訳の未来へ~」と題して行われた昨年の翻訳祭は、個人翻訳者の参加が2倍という結果で、今年も引き続き多くの翻訳者の方々に参加して欲しい、との願いから、去年の実行委員が継続して企画・運営にたずさわることとなりました。

今年はさらに法人企業の視点を織り込もうと、委員長を昨年務められた古谷理事(GMOスピード翻訳(株)代表取締役社長)の他に、同社シニアエンジニアの金 楓さん、(株)ワードスパン 代表取締役社長の渡邊麻呂さんが加わり、1回目の企画会議が開催されました。

翻訳者、翻訳会社、発注者が集う貴重なイベントだと思うので、いい肉の日(11月29日(水))は今から予定を空けておいてくださいね。

こんな話が聞きたい、などアイデアがあったら、いつでも連絡ください。また、登壇してください! と連絡させてもらうこともあるかもしれません。

あまり遠い未来のことは分かりませんが、1年後、3年後、5年後、10年後、20年後の仕事環境が少しでもよくなればと、ひとりひとりが知恵を出し、手を貸せる翻訳業界であって欲しいな、と願っています。

今年もよろしくお願いします。

関連ブログ:

# 第27回 翻訳祭、始動!

今年もJTF翻訳祭実行員会〜!

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「ことばの森の片隅に」 翻訳者 星野 靖子さん

毎号ゲストをお呼びして寄稿いただいている「JTFジャーナル」の連載コラム「翻訳と私」。最新号では「ことばの森の片隅に」と題して、翻訳者の星野 靖子さんにご執筆いただきました。

翻訳との出会いから、初めての訳書『ボリビアの歴史』(創土社)のこと、「翻訳の木を育てる」について、星野さんらしい優しい語り口で「翻訳と星野さん」について書いてくださいました。

星野さん、すてきな寄稿をありがとうございました。

「JTFジャーナル」最新号 

 

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どんなこと話すの? 3月4日(土)1時~ @四谷

今週の土曜日に四谷で2時間話すことになっている。「どんなこと話すの?」ということで、少し具体的に書いてみたい。

翻訳関連の話を聞く機会は多いけれど、その周辺の話をまとめて聞く機会は意外と少ない。私自身もスクールに1年半通って駆けだしたはいいものの、「自営業・フリーランスってどうやってんの?」と分からないことばかりだった。駆けだしてから最初の9年ほどは、JATには登録していたものの会合にも行かず、業界誌を定期購読してそこで紹介されている本を読み、ひとりで黙々とやっていた。

リーマンで売り上げが落ち、持ち直したところに震災があって、自分ではどうにもならないことで売り上げが激減する怖さを二度体験した。以降もう少し翻訳以外のことも全体的に考えないと、親の介護、配偶者のキャリアチェンジなど、落ち着いて仕事に集中できない外部からの要因に耐えられないと考えるようになった。

フリーランス自体は正規雇用ではないので安定した働き方ではないが、人生百年と言われるようになった昨今、60で定年、年契で働いても65までということを考えると、人生二毛作、三毛作を視野に入れないとセイフティネットにならない。

私の事例はケース1にしかならないが、参加者の人数分だけクラスではケースを考えて、2時間終わった時点で講座料5千円の二割増し分くらいの満足度で帰ってもらえることを考えている。(私の仕事の信条は常に二割増し納品なので。)

オフ会で聞かれたら答えるかもしれないけど、初対面の人にいきなりレート、年収は教えないが、このクラスでは駆けだした頃からの受注記録、月間、年間処理数、レート(和訳、英訳)、年収も話す。(データは見せるが、配布はしない。)

いいものは高く売れると思って続けてきたが、いいものが安く買えてラッキーと思う人もいることが分かってきたので、ブラック企業の見分け方も一緒に考える。

え、そんなことエージェントさん傘下のスクールで話すの? と思われるかもしれないが、私はレギュラーの講座を持っていない単発講師なので、好きにやらせてもらっているようだ。その辺は担当の方も分かっているようで、開始の挨拶が終わったら退室されるので、いくら稼ぎたいかの話から入る。ページ単価x処理枚数を計算したら自ずと月間、年間売り上げは出るわけだが、そこで「訳文を磨きましょう」というところに戻るのでご心配なく。

企業の正社員が一番安定しているとは思うが、介護や定年などで非正規になることも視野に入るようで、「フリーランスってどうやってんの?」と有り難いことにニーズは途切れずにあるようだ。

「フリーランス翻訳者の仕事術:商品は自分、切り口は自在」とあるように、講座の切り口も自在なため、事前アンケートに記入してもらっている。何が聞きたいかを尋ねて、その内容を盛り込むことになっているので、お金のこと、産業翻訳のこと、英訳のこと、和訳のこと、出版翻訳のことなど、聞きたいことを書いてもらって、2時間で答えを見つけてすっきりして帰ってもらいたい。

今回は齋藤さん、松田さんの講座と時間帯が重なっていることと、複数の講座を受けても割引がないようなので申し込みにくいかもしれないが、聞き足りなかったらパフェでも食べに行ってもよいので、誘って欲しい。(私が午後2に移ればよかったですね。後の祭り。)

今の旬はイチゴなのかしら。
フルーツパーラーフクナガ

ということで、まだ確定申告が終わっていないのですが、以下日程で話しますので、よろしければ。

3月4日(土) 「オープンスクール2017春

講座名:「フリーランス翻訳者の仕事術:商品は自分、切り口は自在
講師名:矢能千秋
時間:13:00~15:00 

【受講料】     1講座 5,000円 ※「特許翻訳の英文法 ~あなたは英文を読めていますか?~ &現役翻訳者によるトークセッション」は7,000円。

関連ブログ記事:
フリーランス翻訳者の仕事術

仕事の道具 その2

和文の時に使っている仕事の道具については、前のエントリーで書いたので、今回は英文を書くときに使っている道具について書いてみたい。

ボキャブラリーにはアクティブなものと、パッシブなものがあるが、基本的にはアクティブなものを増やすようにしている。パッシブなボキャブラリーとは、読んで意味が分かるもの。アクティブなボキャブラリーは、読んで分かるし、自分の語彙として書いたり話したりするときに自然と出てくるもの。いくら辞書をひいても、アクティブボキャブラリーが少ないとぎこちない文章になりがちだ。ではどうやってアクティブなボキャブラリーを増やすのか。私は自分が訳している分野の文章を日本語、英語の両方で定期的に読むようにしている。日本語でもコロケーションがあるが、当然ながら英語でもコロケーションがある。日本文を読んだ後に、一呼吸おいてから英語に置き換えていく。スクールに通っていた当時、通訳になるか翻訳者になるか決めかねていた時期があり、通訳者養成コースで学んだリテンション、シャドーイングなどがずいぶんと英訳時に役立っている。

英訳をする際には基本的にはMSワードで作業しているのだが、Grammarly Premiumのアドインを使っている。月額にして$11.66、年額$139.95だが必要経費だと思っている。基本的に仕事の道具は有料のものを使うようにしている。

スタンドアロンで使える辞書も使っているのだが、オンラインで使っている有料の辞書では、研究社のKODを愛用している。辞書ブラウザが使いにくいという難点はあるのだが、いつでもどこでも使える、ということで、重宝している。契約しているのは、個人アドバンストで英英辞書のオプション付き。ランニングコストは極力抑えたいとは思っているのだが、年間で契約しているサービスのひとつだ。

研究社のKOD 個人アドバンスト 11,880 円(年間)

Oxford Advanced Learner’s Dictionary 7th edition 2,592 円(年間)

The Chicago Manual of Styleは経費節約のため現在は紙を使っていて、オンラインのサイトで掲載されているページを確認して、紙で確認している。とはいえ、紙をいつも持ち歩いているわけではないで、そのうちこちらも契約しないといけないかもしれない。

The Chicago Manual of Style Online

シソーラスは前に校正者に教えてもらったオンラインのものを使っている。

http://www.thesaurus.com/

私の場合、英語ネイティブの校正にかけるものと、かけないものがあって、かけるものの方が多いかもしれない。基本的にはここまでやって、英語ネイティブの方に校正をお願いして、戻ってきたファイルをクロスチェックしてから納品することになる。

フリーランスとして駆けだしたときから英語ネイティブの校正者とはペアを組んでいて、英文添削の個人レッスンをOJTでやらせてもらっている、と考えているので、月間で発生する校正料は必要経費と割り切っている。おかげで、校正をかけない案件も途切れずにいただいているので、日本にいながらにしてまずまずなのではないかと思っている。

私がお勧めの英訳の講座は、遠田和子さんのクラス。機会があったら、ぜひ受けてみたらよいと思う。

PDFのテキストの書き出しに使っているのは、

Adobe Export PDF 年間の料金:2,400円/年

大量のPDFをテキストに書き出す必要があったので有料版に切り替えた。

日本語でも英語でも自分の脳みそが一番だと思っているので、ここ数年あちこちで寄せてもらっているいくつかの勉強会で読んでいる課題などは、インプットにとても役立っている。和訳の勉強会なのに、英語の小説やエッセイ、記事を読む機会が増えて、和訳、英訳の両方に役立っている。

 

(写真)お気に入りの美術館:横須賀美術館

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