気になっている春先の講座

「通訳・翻訳ジャーナル 2017年春号」でも連載をされている文芸翻訳者 越前敏弥さん。

小説を訳そう 越前敏弥の文芸翻訳ドリル
第4回 講師/文芸翻訳者 越前敏弥さん

横浜の朝日カルチャーセンターで講座を開催されるとのことなので、備忘録がわりにメモ。

翻訳百景 英語と日本語のはざまで
文芸翻訳のツボ 原文を正しく読み、的確に表現するために
英米小説の翻訳 原文を深く読み、豊かに表現するために

新宿でも開催しているので、興味のある方は新宿教室のサイトで検索してみてくださいね。

(写真)三浦海岸の河津桜

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フリーランス翻訳者の仕事術

サン・フレア アカデミーのオープンスクールで話させてもらうようになって、早いもので五年目になる。毎回同じタイトルで話しているのだが、毎回自分の状況が変わるのと、参加してくれる方も毎回異なるため、面白いもので、毎回内容が異なる。課題はないのだが事前にアンケートに答えてもらい、クラスではそれぞれの課題を解決する糸口を見つけてもらえれば、と思っている。今回は、翻訳祭でも大人気だった齋藤さん、同アカデミーの看板講師でいらっしゃる松田さん、大塚さんの裏講座になるため、同アカデミーが売りにしている「少人数」でじっくり個別相談にも乗れそうだ。

まだ受付をしているようなので、「フリーランスの翻訳者ってどんな感じ?」と覗きにきてくださいね。

「フリーランス翻訳者の仕事術:商品は自分、切り口は自在」矢能千秋

「WildLightの翻訳活用術」齋藤貴昭さん

「特許翻訳の英文法 ~あなたは英文を読めていますか?~& 現役翻訳者によるトークセッション」

講師:松田浩一さん(サン・フレア アカデミー講師)
トークセッション参加者:松田浩一さん(サン・フレア アカデミー講師)
大塚 英さん(サン・フレア アカデミー講師)
現役翻訳者のみなさま(2~3名)

(写真)まったく関係ないけど、とっても透明度が高い城ヶ島の海。ミシュラン二つ星だっけ?

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実況、翻訳会社のトライアル採点

通訳・翻訳ジャーナル 2017年春号」に「第26回 JTF翻訳祭」レポートが掲載された。当日開催された24のセッションのうち、4セッションが紹介されている。

モデレーターをさせてもらったセッション「実況、翻訳会社のトライアル採点」の模様は、フリーランス翻訳者の玉川 千絵子さんが「JTFジャーナル」の翻訳祭特集号にまとめてくれているので、ぜひこちらもお読みいただきたい。

毎年「JTFジャーナル」では翻訳祭特集号を発行しているが、ウェブ版、PDF版ともに無料で読める。PDF版は抜粋版だが、ウェブ版では24セッションすべてのレポートが読めるので、翻訳祭に参加できなかった方、時間帯が重なって聴けなかったセッションがある方など、ご活用いただければと思う。

「JTFジャーナル」第26回 JTF翻訳祭特集号
ウェブ版:
http://journal.jtf.jp/honyakusai/

PDF版:
http://journal.jtf.jp/files/user/JTFjournal287_20170102.pdf

JTFのイベント報告:
http://journal.jtf.jp/eventreport_list/

バックナンバー:
http://journal.jtf.jp/backnumber/

「通訳・翻訳ジャーナル 2017年春号」では、日英翻訳者 遠田和子さん、IT翻訳者 小林晋也さん、フリーランス翻訳者 大塚英さん、翻訳者 武藤陽生さん、文芸翻訳者 越前敏弥さん、映像&ゲーム翻訳者 永井歌子さんなど、みなさん惜しみなくノウハウを共有してくれているので、立ち読みじゃなく買ってくださいね。

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『ダンヒル家の仕事』

少し前に翻訳の手伝いをした本が形になったので、紹介したい。

ダンヒルの名はご存じの方も多いと思うが、本著は創業者の娘が書いた自伝である。創業者の父親は起業する人のご多分に漏れず、好奇心が旺盛で奇想天外。その人柄に引き込まれつい読み進めてしまった本である。

二代目は会社を潰すとよく言われるが、事業が次の世代へと継承され、現在の規模に拡大されるまでには紆余曲折があった。そして娘であるメアリーの視点で物語が進行する。フィクションとして読むと一族に降りかかる災難・苦難は、これだけの富と名声を得た事業であればありがちとも言えるが、ひとりの女性が体験したことと置き換えてみると、まるで小説のような人生である。父、叔父、三人の兄を中心に事業が展開するのを端から眺めていた少女が、事業の中心へと躍り出て、結婚、出産、育児、別れと日々奮闘する姿は、時代を超えて共感できる。

一人称で語られるメアリー自身が書いた自伝であるため、原書はところどころ読みにくい箇所があったのだが、訳者の方は編集者でもあるため、その点は上手くまとめているのではないかと思う。

女性視点で描かれた起業本は何冊もあると思うが、ダンヒルが今の規模になり、それでもなお存続し続けているのはなぜか。そのルーツには創業者一族の歴史をひもとくとヒントがあるかもしれない。

200ページと薄めの本なので、書店等でお見かけの際にはぜひ手にとって、読んでみてもらいたい一冊である。

ダンヒル家の仕事』メアリー・ダンヒル (著)、平湊音 (翻訳) 、未知谷

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